修繕費(20万円以上)と資本的支出の区別は難しいです。工事の請求書を見ても見積書を見てもピンとこない。修繕費・資本的支出判定のフローチャートに流してみてもしっくりこない。
その原因は2つ。1つ目は、基本的な考え方を押さえていないから。もう1つは、なぜその工事をすることになったのかを押さえていないから(これは稟議書を読めば分かります)。
基本的な考え方:へこんだものを、元の平らな状態に戻すのが修繕費です。平らを通りこして出っぱらせたら資本的支出です。機械が異常な動きをし始めたので、正常な動きに戻すためにした工事は修繕費です。
「原状回復は修繕費」という考え方でいいのですが、これにこだわりすぎると、へこんだものを撤去して、それと同じ水準のものを設置した場合に、「前と同じだから修繕費」と誤った判断をしてしまうので要注意です。元の資産を撤去したら資本的支出ですらない。新たな設置は減価償却資産の取得です。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細