PCがひとつあればフリーランスになれます。
がゆえに、じっくり内部事務の準備まではできていない……という方もいるのでは。
特に、いままで会社がやってくれていたことを自分でやるわけです。
請求書作成、財産の管理、会計ソフトへの入力。
これらはfreee会計+Excel家計簿の組み合わせで対応できます。
銀行口座を登録する
まずはネットバンクを「口座」として登録するのですが、事業用の預金口座を作ってからがいいです。
ただ、事業用の預金口座は、個人であっても開設に時間がかかるので、とりあえず、プライベートでほぼ使用していない預金口座のネットバンクを連携しておくのも手です。
確定申告期限が迫ってきてから登録しても、去年のデータを連携できる期間が終了していて、freee会計に取り込めないことがあります。
特に、個人のネットバンクは保存期間が3カ月と短いものがあるので、連携だけは、フリーランスになってすぐにしておき、たまに同期しておくようにしましょう。
請求書を作成する
事業者であれば、原則として自分で請求書を作ります。
作ったことない! という場合でも、freee会計なら、受発注→請求書 でとりあえず作れます。
それっぽく角印を入れたければ、各種ハンコ画像作成サイトで作った画像を張り込むことも可能です。
備考欄に「振込手数料はご負担をお願いいたします」と入れることもできます。
freee会計で請求書を作るといいのは、自然にここで取引先情報を登録できることです。
この取引先名は、今後の会計ソフト利用時に活用できます。
納品時に請求書を発行するが、入金が後になるような場合、完成した請求書を「保存して取引を登録」します。
登録時には、入金期日も入力しておけます。
完成した請求書は、PDFをダウンロードしてメールで送りましょう。
報酬が振り込まれると、ネットバンクのデータを参照して、どの請求書の分が回収されたのかも会計ソフトのほうで検知してくれます。
納品前に請求書を発行し、入金が先になる場合は、請求書は保存だけして、報酬が振り込まれたときに「自動で経理」から勘定科目「前受金」で受けるようにします。
納品したら、「+更新」機能で売上高を計上します。
大手企業との取引などで、こちらが請求書を発行しない場合、ショートカット「収入の登録」から売上高を計上します。
freee会計の使い方、わからないことがあれば、「単発相談」でご相談に応じています。
Excel家計簿を活かす
個人の場合、青色申告決算書の貸借対照表を見ても、自分の財産の状況は分かりません。
事業に関するデータしかないからです。
いつまで貯金を取り崩して生活できるのかを知るためには、Excel等で別に全体の家計簿を管理しておく必要があります。
家計簿Excelのデータがあれば、それを活用してExcelインポートで経費を入力しましょう。
その際は、振替伝票でよいです。
freee会計は、振替伝票を使うな!と言われがちです。
それは、「取引」として登録すれば、決済情報を入れることができ、先ほどのような入金管理に使えるから、という意味です。
ただ、個人の経費については、ほとんど現金・SUICA・クレジットカード払いではないでしょうか。
決済という意味では、ぜんぶ完了しているのですから、あえて「取引」を使う意味はありません。振替伝票で十分です。
まずはこんなところから、freee会計を使いはじめてみてはどうでしょうか。
編集後記
名刺の整理しつつ、交流会でお会いした方にメール、SNSフォローなど。