ビル・エヴァンス Waltz For Debby 名盤の要件を満たす作品

最初の1枚として知られるアルバム「Waltz For Debby」。今なおジャズCDランキングで上位に位置しています。私もここから入った口です。

とはいえ、1回で好きになったわけではありません。わからないなりに何度も再生しているうちに、1曲目のMy Foolish Heartの後半にあるメロディーを覚えてしまったことがきっかけで、好きになりました。

それでエヴァンスの他のアルバムも買いましたが、結局ベスト作品が変わらない。というか、結局この1枚しかないのでは、というのが「Waltz For Debby」です。もっと言うと、このアルバムのような演奏を別のCDで聞きたいと思っても、他に存在しない。このアルバムを聴くしかない。それが名盤の要件だと思います。

最近のSHM-CDで、ついにボーナストラックを取り払ったバージョンが発売されたので、最近は主にこれを聴いています。K2HD CDよりも好みですね。