1人株主兼社長が自社の貸借対照表を見れば、もうかったかそうでないかが分かる

決算書(会社法なので、計算書類)のひな形は、経団連のホームページにあります。普段、あまり見ないと思われる貸借対照表・純資産の部ですが、よく眺めると、会社を作って結局トクしたのか、ソンしたのかがわかります。

株主1人=役員1人の小さな会社の場合、資本金の額が、会社を始めたときの初期投資額です。

繰越利益剰余金の額が、投資以上に回収した額です。これがプラスなら、会社を始めてよかった! もうかった、ということになります。これがマイナスだと、マイナスの繰越利益剰余金+資本金の額 < 資本金の額 となります。初期投資の元本を割ってしまった……損したことが分かります。

でも、役員報酬は取っていましたよね? 繰越利益剰余金のマイナス額 < 役員報酬の累計額 ならば、会社と社長個人とをトータルで見た場合、もうかっていることになります(1人株主・1人社長の場合に限ります)。