税金の難しい言葉「社会通念」の意味

【社会通念】…社会一般に通用している常識または見解。法の解釈や裁判調停などにおいて、一つの判断基準として用いられる。

デジタル大辞泉

国税庁サイトを「社会通念」で検索すると1,120件も出てくるくらい、税金の世界ではメジャーな言葉ですが、現実ではマイナーなので、その意味が取りにくいと思います。

この支出は経費になるか? というときに「社会通念」が出てきます。引用のとおり、判断基準ですね。

「社会通念上OKなら経費になる」という場合、「よそでもやってるならOK」という意味です。ただし、「よそ」といっても、「知り合いの社長が経費にしてた」ではNG。サンプルが少なすぎます。

福利厚生費や広告宣伝費として経費になるかは、「昔からある企業で、普通行われているか?」で判断します。心当たりのない方は、大企業出身者や、創業数十年の会社の出身者に、以前いた会社でどんなことをしていたかを聞いてみるといいと思います。