正しいか正しくないかというよりは、確率が高いか低いか

ChatGPTが出力する文章が自然な日本語に見えるのは、「ある単語の次に来る確率が高い単語を次々に並べているからだ」と、何かで読みました。

でもこれって、人間が話す言葉もそうですよね。助詞の選択「〇〇は、」なのか「〇〇が、」なのかは、自分が今まで読んできた文章で、どっちが流れ的に多く使われていたかで、使い分けているような気がします。

誰かに質問されて答えるときも、正解を答えているのではなくて、正解の確率が高いことを答えているだけのような気もします。

赤ちゃんが日本語を学習するのも、聞こえてきた言葉のうちで、この状況で耳にする確率が高い言葉をしゃべることで、相手に意味が通じて、「話せるようになった」と周囲が理解してくれる。

〇〇が良い悪い、正しい正しくないと言われていることは、確率が高いか低いかと言い換えたほうが正確、というか、正解の確率が高いのではないでしょうか。