税理士に相談すると、税理士はどうやって回答するか

税理士には税金のいろんな相談が持ち込まれます。

たいだい、ふつうではない相談です。

ふつうのことなら、税理士に聞くまでもないからです。

相談が持ち込まれると、税理士は、いったい何があったのか、お話を聞いたり、書類を確認したりして、事実を丹念に確認します。

事実は、ヒントなのです。お答えするのに、ヒントは多いほうがよいですね。

税金以前の段階で、その事実の用語が分からなければ、それも調べます。

事実を確認したら、ふつうでないポイントを探る

何が起こったかわかったら、何が「ふつうでないのか」の確認をします。

例えば、現金収入があったけれども、ふつうは、こんなに一気にたくさんもらうものではなかった、という場合、そこが論点となります。

ふつうに、一定のタイミングでもらうのであれば考えるまでもないのですが、何かの拍子にまとめてもらってしまった場合です。

ふつうでない収入の原因を探って、その原因に応じた税法の意味を確認する

税金のかかるタイミングは、現金収入があったときでないことが多いです。

いつ税金がかかるかは、その収入の原因によります。その原因が起こったときに課税されます。

収入の原因ごとに、法律があるわけです。その原因の場合、この条文の守備範囲ではないかな、と当たりをつけます。

その条文には、いつ課税されて、どうやって納税するのか、書かれていますので、その意味合いを確認します。

法律の意味は、その意味で受け取った時に筋が通るかどうか(納税者だけが得しすぎていないか? 損しすぎていないか?)で、正しいかどうかチェックします。

法律の意味を確認するにあたっては、国税庁の通達や、国税不服審判所の裁決事例も参考にします。

事実と、法律にもとづき、何をすべきか/しないかを答える

最終的には、相談してくれた方に対して、「こうするとよいです」か、「何もしなくてよいです」とお答えします。

実際には、多くの相談は、法律の前の段階で、税理士とのやりとりをしているうちに、相談者の方のほうが答えを見つけます。

自分で口に出したり、そのことについて人から聞いたりするだけで、わかってしまうことがあります。

質問すると、自分自身の判断のためのヒントが出てくるサンドバッグ的存在が、税理士なのかなと思います。

今日のSteam斬サム

大会の優勝経験者(しばしばネット対戦する)と3戦×3回、1600点台を回復。途中でキャラ選択を間違えたが、間違えたまま、ローキック連打だけで2連勝して大笑い(前もそういうことあったな)。武器飛ばし技を打ち合って同時に食らうなど見所多く、楽しかったです。1995年頃にゲームセンターに通っていた方、Steamで対戦しませんか?