Excelでセル結合を使うくらいなら「選択範囲内で中央揃え」を使う

みんながすっごく使いたがる割には、それを使われると、他人がとっても不便する機能。

それが、「セルを結合する」からの「横位置:中央揃え」。これ、今日からやめましょう。

この使用目的は、複数のセルにまたがって、見出しを付けることにあるのですが、そのためだけに、セルを結合する必要はありません。

シート内をカーソルキーで移動しているときに、結合セルに引っかかると、突然流れや選択範囲が変わって、操作しづらくなってしまいます。

その他、計算式を組むときも、どの行・列番を指定すれば結合セルを指定したことになるのか、よくわからなくなってしまいます。

メリットとデメリットが釣り合っていない操作といえます。

セルを横方向に複数選択して、セルの書式設定→横位置「選択範囲内で中央」をするだけ

セル結合の代わりとなる機能が、「選択範囲内で中央」です。

ひとつのセルに見出しを入力し、そのセルの横方向セルを複数選択して、書式設定→配置タブ→「横位置:選択範囲内で中央」を選ぶと、「セル結合+中央揃え」と同じ結果を得られます。

「選択範囲内で中央」は、「セル結合+中央揃え」の2ステップで行う操作を、1ステップでできる上に、結合による弊害を起こさない、よいことしかない便利機能です。

なのに、あまり知られていないので、みんなセルを結合してしまっています。みんなのまねをすることはありません。

セル結合をやめて、Excelの新たな世界を体験してみませんか。

今日の漫画

『パリピ孔明』…ドラマ化きっかけで読み始めました。横山光輝三国志と『小説十八史略』を読んだことがあるだけですが、ジャズ回もあり楽しめる音楽マンガ。特に現代の日本の登場人物たちが、三国志・漢詩の知識で能力バトルなどするのが面白いです。★3.5。