お店の人に、目前のお客様の相手をさせない電話の罪深さ

今日は『新九郎、奔る!』(ゆうきまさみ)14巻の発売日。今回も、かなり面白かったです。★5。だんだん不穏になっていく時代。主君による太田道灌への最後の挨拶が悲しい。道灌の死が、関東に空隙を生じさせ、伊勢新九郎盛時の関東進出につながっていくのだと思うと、胸が熱くなります。

最新刊を持って書店のレジに並んだのですが、ブース内の店員さんは2人で、1人がお客様対応中で、1人が電話対応中でした。1人が仲間を呼ぶベルを鳴らしても、誰も来ない状況。

そのため、けっこう待たされたのですが、電話というのはやばいな、と改めて思いました。

目の前に売上が待ってるのに、それに取り掛からせてくれないのが電話

最近は人手不足なのか、お客さんの相手をする店員さんが少なくなったように思います。

その負担を、けっきょくお客様に押し付けている。待たせるというかたちで。

レジを打つ速度も下がって、待ちきれないお客さんが帰ってしまう。もったいないですね。

電話とか、とかく昔からあるものは、人手がいっぱいあったころだからできたものだと思っています。

人が少なくなったのに、人が多かった時代のやりかたを続けるのはよくないです。ここは、電話以外の方法で問い合わせを受け、時差で返信するべきでしょう。

あこがれの企業の真似をするのも手

10数年前のことですが、大手電機メーカーの方の名刺を拝見したとき、もう、FAX番号が載ってなかったんですよね。

00年代前半だと、FAXはまだけっこう使われていました。なのに、メールがあるから、FAXを同社は早々に廃止していたんですね。

このメーカーは、あこがれの企業だったので、「さすがあ~」と思っていました。

先日、大学の同窓会の案内が来ましたが、「出席・欠席は原則Googleフォームで、やむをえない場合のみ、裏面をFAXして」と案内されていました。

人がリアルタイムで応答しない仕組みを、先進的な企業は使っています。中小企業もどんどん取り入れていきましょう。取り入れやすい時代になっています。

今日の週刊誌

『週刊新潮』10月29日号の人気記事、よかったです。精密な取材、的確なコメント、何でいまこの取材ができたのかの背景、ターゲットを一発で仕留めたのも非常に納得感のある記事でした。