簿記の教科書では、小口現金の定額資金前渡法(インプレスト・システム)の出金処理は小切手で行うので、(借)現金 (貸)当座預金 と学ぶのですが、なぜいま、小切手?
これは、内部けん制による不正防止が目的だと考えられます。この金額までしか出金担当者は引き出せない。いくら引き出せという指示があったかは小切手の耳で経理担当者は分かる。
しかし、今日日小切手を見たことがある人がいるかどうか? 名古屋のお屋敷街で、新聞の集金人が、お手伝いさんから新聞代を小切手で受け取って、「これどうすればいいんでしょうか?」と店主に尋ねた、というエピソードを聞いたことがあるくらい。
手形も、滞納気味のお客さんから受け取ったら、やっぱり不渡りだった、という昔話を聞いたことがあるけれど、実物は見たことがありません。そんな手形・小切手は2026年をめどに廃止される予定です。簿記の教科書も相当書きかわるのでしょうね。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細