「星を追う子ども」は、絵がジブリのナディア・エヴァというのが第一印象ですね。この絵柄なのに怖い描写が多いので、お子様と一緒に御覧になるときには注意してあげてくださいね。
序盤の展開は、新海誠は「空」のビジュアル担当? というくらい作家色が薄いですね。ジブリで見たような人物が続々登場します。
中盤は地下世界を冒険するわけですが、穴に向かって広大なフィールドを横断し、気味の悪い種族に追われる過酷な旅は『指輪物語』的です。人物が色々出てくるのですが、なんとなく散発的な印象です。時間を長く感じます。
ラストシーンは、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を彷彿させる別れ方をします。戻ってもしょうがないからですかね。
散漫なお話に見えますが、「色々な形で死に接近して、死を理解する」という点では一貫しています。でも監督のキャリアの中では、次なるジャンプのためのしゃがみ込み時期のように思います。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細