ドラクエとか、ファイファン、ロマサガとかも人並みに好きですが(ドラクエ公式Xのアンケートには回答しましたか?)、私が小学校6年生から愛好しているRPGといえば、なんといっても、ウィザードリィです。
善・中立・悪でいえば中立っぽいのが税理士
キャラクターメイキングで、性格(属性、アラインメント)を 善・中立・悪 から選択するのですが、個人的に「中立」を愛好していました。
善悪といっても、通行量の多い横断歩道を渡ろうするおばあさんがいたら、
- わざわざ行って手助けしてあげるのが善
- 自分も同じ道を行くなら助けてあげるのが中立
- 手助けはするが金を要求するのが悪
といった程度の違い、とゲームでは説明されます。
別に悪が悪人という意味ではなく、何かをして対価を得る行為自体は、現代日本では、まあふつうのことですね。
ということで、いま、私はこの中では「中立」属性向けの職業、税理士についています。
「独立した公正な立場」で行う、ちょっと中立っぽい文言が税理士の使命になっています。
ある意味、法律どおりの業務を行うのが士業
税務顧問を希望されるお客様とは、顧問契約書を交わすようにしています。
と、いっても、税理士の業務は税理士法に書いてあるとおりの業務を行うので、契約書の条項を見るまでもないともいえます。
(税理士の使命)
税理士法 | e-Gov 法令検索
第一条 税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。
なので、守秘義務であるとか、税理士法に書いてあることまで重ねて契約書には書いていません。
全15条のシンプルなものです。
顧問契約書では税理士業の目的・特徴を説明する
顧問契約書に何が書いてあるかというと、
- 月額顧問料の範囲で何をするかということ
- 顧問料の範囲外の業務と料金
- インボイス対応の情報
- 1年ごとの契約であること
- 契約はお客様・税理士どちらからでも解除できること
- ……
などなど決まり切ったものがありますが、契約書の役割としては、顧問契約が
- 適正な申告をするためのものであること
- ミスを減らすためのものであること
という目的を掲げており、何があろうとこの目的を達成するための条項が並んでいます。
- 期限の余裕を持って資料を提出していただくこと
- 大規模な投資等があるときは事前に相談していただくこと
- あくまでお客様のための税務処理を行うこと(中立とは、ちょっと違う)
- 最終的にはお客様自身のチェックが必要なこと
- 節税手法は説明するが、後日の法律の変更でその効果が得られないリスクを知っていただくこと(税務処理の結果は、算数のように一義的に定まるものでないこと)
と、読み合わせをすれば、税理士の仕事の特徴が分かるようなものにしています。
その他、公認会計士や監査役ではないので、社内の不正をチェックすることは義務でないことなども書いています。
もちろん、気づけば、社長にお伝えするようにしていますが。
昔、(税金ではない)調査の仕事をしていた関係で、気づいてしまうことがあるので。
編集後記
戸塚カナールの新製品のケーキを試す。まあ、どれでもおいしいんですけどね。おすすめはショートケーキです。