税理士として勉強する

先日聞かれた質問で、「税理士になれば、自動的に必要な知識が下りてくるんですか?」というものがありました。

じつは、私も税理士になるまでは、そう思っていました。

年36時間の研修受講義務がある

勉強したければ自分でする

もちろん、勝手に情報が下りてくるわけもなく、自分で自分に必要な勉強をしています。

税理士になるまでの勉強だけではやっていけません。ルールがしょっちゅう変わるからですね。

税理士になるには、税理士試験ルート、税務署ルート、公認会計士ルート、弁護士ルートなどいろいろあり、それを気にしているお客様もいらっしゃるかもしれません。

あまりそれは気にしなくていいのかなと思います。私自身は税理士試験ルートですが。

昔の勉強ではなく、いま勉強しているかが大事ですので。

勉強のルートは、研修、セミナー、本

税理士試験を受けてよかったのは、勉強をするくせがついたことです。

自分の経理データを見てみれば、経費でいちばん大きいのは図書研修費ですかね。経費の半分くらいを占めています。

無料の研修(税理士会の会費に含まれる)、有料のセミナー・本という感じです。

ただ、不思議なもので、仕事で使う知識については、こういうったインプット媒体には、明確な答えは載っていないのです。

ぴったりくる事例も少なければ、具体的に何が証拠となると書かれたものもありません。

そこは、経験で補うことになります。

仕事を依頼するなら、「最近やったことありますよ」という人に頼む

税金は最終的には事実認定の問題であるとよく言われます。

明確に「○○があった」と証明できる直接証拠というものは、案外ないものです。

このルールの要件を満たす事実があったことは、間接証拠の積み重ねです。お客様に資料の収集をお願いすることもあります。

「こういうものがあったし、こういうことが繰り返されていたということは、○○があったはずと、誰もが推測する」という資料を得られれば、税理士としてある程度自信を持って申告書を作れます。

自分の経験や、「他の人もそう考えるはず」のほかに答えがないこともあります。

「やったことがある」というのが税理士の武器です。これは大工さんや塗装屋さんに仕事を依頼するときと同じです。

お願いしたいことがあるときは、「やったことありますよ!」という人に頼むというのが、いい結果を生む確率を高めることになります。

私もやったことがあることは、ブログ、YouTubeなどで発信しています。

編集後記

1日1新:税理士会の仕事で、FMヨコハマのスタジオを訪れる。

1日1新セミナー(Web)を受講。

税理士会支部の反省会・懇親会を中座して、ゲーセンミカド ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝大会参加。