学習簿記で出てくる分記法で、「商品販売益」はあるのに、
(借)現金 ××× (貸)商品 ××× (貸)商品販売益 ×××
なんで、商品販売損はないのかって、疑問に思ったことはありませんか? 固定資産売却損はあるのにね。
「分記法 ”商品販売損”」で検索すると、3件しか出てきません。逆は1,060件。
これは、簿記はお金もうけ(安く仕入れて、高く売る)を前提にしているからですね。商品を売って損することは想定されていないわけです。現実には現金化のため原価割れで売ることもあるでしょうが。
で、安く仕入れて高く売るには、今の売値より、買ってきた値段が安いことが分かっていないといけません。そのためには、仕入れたつど原価が分かる移動平均法が適しているのです。
まあ、売る直前に総平均法で原価を求めてもいいわけですけど。商品を売っていいかを判断するのに、元手を知っておくことが大事です。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細