初期の村上春樹作品でよく出てくるこのワード。比喩なんですが、意味はあまり説明されていません。野暮ですが、説明を試みてみます。
まず「雪かき」。雪って白いですよね。雪かきをしたことがある人は分かると思いますが、スコップで雪かきすると、底が黒くなります。
雑誌の紙って白いですよね。雑誌に何の記事もかかなければ、ページは雪と同じに白いままです。でも何か文字をかきいれると、そこが黒くなります。
雑誌は、「文化的」なものですよね。それで、「文化的雪かき」ということになります。雪が降れば、誰かが雪かきをしなければならない。ページに空白があれば、誰かが文章を書かなければならない。その「仕方がなさ」を言葉にした、素敵な村上春樹用語だと思います。
売れる前の村上春樹は、作家デビュー後も複数のペンネームを使って雑誌記事を書いていました。なので、初期の作品にしか、こういう貧乏っぽい言い回しが出てこないんですねー。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細