現代に生きる特殊仕訳帳と二重仕訳削除金額

簿記の勉強をしていて、特殊仕訳帳ほど不思議に思う論点はないでしょう。手書きの記帳を分担・労力削減するための手法? この会計ソフト時代に何になるの? と。

会計ソフトでは、SUICAもクレジットカードも、CSVに落として取り込めます。実は、このSUICAとカードの各CSVが、現代の特殊仕訳帳なのです。ここでは、ビューカードのオートチャージが問題になります。単純に処理すると、

  • SUICAのCSVをインポート (借)SUICA (貸)クレジットカード
  • カードのCSVをインポート (借)SUICA (貸)クレジットカード

となり、まさに二重仕訳削除金額の考え方が必要になるわけです。この場合、相手科目を仮に

  • SUICAのCSVをインポート (借)SUICA (貸)二重仕訳
  • カードのCSVをインポート (借)二重仕訳 (貸)クレジットカード

として、仕訳を実質一本にします(会計ソフトで二重かチェックされる場合も)。

投稿者: kimur@x

小学生で Wizardry に、中学生で NEOGEO に、高校生で TRPG に、大学生で HTML 4.01 Strict + CSS 2.0 に、社会人で簿記にハマって税理士になった人。