ラジオを聴き始めて、四半世紀になります。
SNK スポンサードで大阪エリアで放送していた深夜番組を、神奈川で遠距離受信していた過去があります。
学生時代は、 NHK 第 2 の「ビジネス英会話」を聴いていました。
TBS ラジオの「夜な夜なニュースいぢり バツラジ!」を入眠中にタイマーかけて聞いていたことも。
NHK 第一「すっぴん!」では、岡崎体育・サチモスなど先進ミュージシャンからジャズ喫茶のことまで教えてもらいました。
小川隆夫のジャズ番組にリクエストを投稿して、かけてもらったことも思い出されます。
いちばん熱心に聴いていたのは、「菊地成孔の粋な夜電波」で、本放送、録音聞き返し× 3 で、メールも読まれてステッカーをもらいました。
そんなラジオ好きが、いま聴いている番組を紹介します。
江﨑文武の Borderless Music Dig !
NHK-FM で今日から月 1 回のレギュラー放送開始の音楽番組です。村上 Radio と同じ日に放送するこということですね。
毎月最終日曜日の 21:50 からです。イレギュラー放送時代に聴いた、 YOASOBI / アイドルの楽曲分析がすごく面白く、期待していました。菊地成孔みがある。
レギュラー化してからは、毎週ゲストを呼ぶみたいですが、楽曲の本人不在で勝手にしゃべってもらっていたほうが、実は面白いのではないかと……。
楽曲のルーツを作者本人からどんどん聞く、今回みたいなのもたまにはいいですけどね。(でもだいたい、自分の好きなミュージシャンの好きな音楽って、自分の好みとかなり外れてたりしません?)
村上 Radio
TOKYO FM で、村上春樹ファンならだいたい聴いていると思います。
菊地成孔の粋な夜電波の放送終了とバトンタッチするように始まった音楽番組です。原則として、カヴァー曲しか、かかりません。
山下達郎のサンデーソングブックの珍盤奇盤特集を毎週やっているような感じで、「これ聴いて CD 買うか? 配信買うか?」というとほとんど買いません。
トークも、エッセイに書いてあることの焼き直しですが、ときどきいい話も。特にラストのトークがいいですね。
「自分のカヌーは自分で漕げ」。要するに自分のことは人に頼らずに、自分でしっかりやれということですよね。
でも「自分のことは自分でやれ」と言うと、身も蓋もないというか、ごく当たり前の「ご教訓」になってしまいます。でも「自分のカヌーは自分で漕げ」って言われると、そのシチュエーションが目の前に浮かんできますよね。実際にカヌーに乗って、パドルを手にして、1人で急流を乗り切っているような、そんな具体的な気持ちになります。「がんばらなくちゃ」、みたいな。
言葉の力って、表現の力って、結局そういうことなんですよね。生きた具体的な共通イメージを、送り手と受け手の間に起ち上げること。僕はいつもそのことを頭に置いて文章を書いています。それって大事なことです。
村上RADIO – TOKYO FM 80.0MHz – 村上春樹 (tfm.co.jp)
村上春樹の仕事のスタイルは、けっこう目指したいところです。トライアスロンやマラソン、 100km マラソンは真似できないですけど……。
THE MOTOR WEEKLY
FM Yokohama で毎週土曜日 20:00 ~の 30 分番組です。
私は車を持っていませんし、運転もしませんが、それでも楽しく聴ける番組です。
こんな短い時間で、専門家や、本当に車が好きな人たちが、楽しそうに話しているのを聴くだけでも心地よいものがあります。
車、というラジオリスナーと非常に相性がいいジャンル、そして安定したナショナル・スポンサー。それに裏付けされた、コストをかけたロケなど、いいラジオ番組にある要素がすべて揃っています。
なんか最近、うるさいばかりで良質なラジオ番組がないな、という方におすすめです。車に興味がなくても楽しいですよ。
音だけのシンプルな、情報量の少ないメディアで、いい気分になってみませんか?
昨日の子どもの遊び場
はまぎんこども宇宙科学館。これ、毎週土曜日は、小中学生は無料(プラネタリウム以外)です。そして内容は、ほぼ、ゲームセンター。ついでに科学に親しめます。未就学児から中学生まで楽しめます。
反射神経という、光に合わせてボタンを素早く押すアトラクションがいちばんおもしろいですが、今回は右下ボタンが効かなくなっていたので、店員さんに「ボタンが効きません!」と教えてあげました。
ゲーセンでよくやってるムーブなので、ごく自然にできます。