前回のダイレクト納付開始の記事で、eLTAX(地方税)の開始手続きまではやりました。
最後は、写真のように郵送が必要です。でもラベルと切手を貼って出すだけだから、まあまあスムーズです。
今回は、個人のかながわ信用金庫の事業用口座を、ダイレクト納付の口座に指定してみました。
事業用口座は、法人口座を作るときに書類がいろいろあります。マネー・ローンダリング対策なので、これはどの金融機関でも同じだと思います。協力して書類を作成しましょう。
かなしん(かながわ信用金庫)さんのように、地域の信用金庫だと、外回りの方がバイクで事務所までお越しいただけるので、助かります。
信金は地銀・都市銀行と比べて利用開始までが速い!
以前、仕事でダイレクト納付開始手続きを代行したことがあります。
そのときは都市銀行や大きな地銀だったのですが、利用できるようになるまで、2週間から1カ月かかりました。
でも今回は、
- 6月8日(土)の夕方に郵送提出
- 6月12日(水)の朝に口座の審査完了、ダイレクト納付利用可能に
土日挟んで、わずか4日で利用可能になりました。
ダイレクト納付の難点は、したいと思ったその日にできない(事前手続きが必要)のが難点でしたが、数日で開通するなら、けっこうありではないでしょうか。
スピードを重視する方は、ダイレクト方式による納付用口座に、信金の口座を指定することをおすすめします(保証はできませんが……)。
スマホで地方税お支払サイトからダイレクト納付する
住民税(市民税・県民税・森林環境税)の納付書が届いたら、印刷されているQRコードをスマホのカメラで読み取るのが一番お手軽です。
QRコードを読み取って、「お支払い可能です」と言われたら「お支払へ進む」。
お支払い方法は、「口座振替(ダイレクト方式)」。これがダイレクト納付のことです。
これを選択すると、その後、eLTAXのログイン画面になりますので、IDとパスワードを入れてログインします。
(税理士の方は、個人としてのIDと、税理士としてのIDが異なりますので注意です)
ログインに成功すると、先ほどの画面の下に、登録した金融機関名・口座名・名義人が出てきますので、今すぐ納付か、期日指定納付。
原則、「今すぐ納付」をおすすめしますが、今日が土日・休日の場合は納付できませんので、納期限までの平日を「期日指定納付」で選びましょう。
「次へ進む」にすると、登録してあるメールアドレスにワンタイムパスワードが送られてきますので、入力してまた「次へ進む」。
すると手続きが開始されます。「今すぐ納付」を選んだ場合でも、数分経たないと引き落されません。しばらく待つか、メールの通知が届いてから「納付履歴」を見ましょう。
「納付状況」が、「口座振替(ダイレクト方式)依頼済」や「未納付」だと、まだ納付されていません。
次のように「納付済」となっていれば、納付完了です。
地方税(住民税など)の納付履歴を確認する方法
ダイレクト納付のような電子納税はおすすめなのですが、お手元の紙の納付書も残ったままになるため、払ったのか、払っていないのか、わからなくなりがちです。
いくつか納付履歴を確認する方法があるので紹介します。
地方税お支払サイトの「納付履歴」を見る
地方税お支払サイトでQRコードを読ませて納付したものについては、右上の MENU → 納付履歴 で確認できるます。
しかし、実は、ここにはクレジットカード納付をしたものが出てこないのです。
振替納税(インターネットバンキング)、ダイレクト納付は記録が残ります。ここに納付履歴を集約したければ、クレジットカード納付を使わないほうがいいですね。
カード払いした地方税の納付履歴を確認したければ、カード会社の明細を見ることになります。
または、次の方法でも確認できます。
地方税お支払サイトで納付書のQRコードを読み取る
地方税お支払サイトをスマホで開いて、納付書のeL-QRコードを読み取れば、納付したかどうかを個別に確認できます。
この方法のよいところは、クレジットカード納付した納付書でも、「納付手続きが完了しています」と言ってくれるところです。
その他の注意点は、「全期」の納付書は、分割で払っているときは使わないので、QRコードを読ませると、「お支払可能です」と出てしまうことです。使わないなら、早めに廃棄しましょう。
電子納税を始めてみたい方、手続きを代行いたしますので、ご依頼をお待ちしております。
昨日のはじめて
- 東京地方税理士会定期総会・懇親会
- ゲーセンミカド サムライスピリッツ斬紅郎無双剣大会 6人参加、2位でした!