借方と貸方、どっちがどっちの覚え方

初心に帰って、簿記3級の勉強を始めたときのことを思い出してみましょう。先生が黒板に、借方・貸方 と書いたと思います。どっちが左で、どっちが右の覚え方、いろいろあったかと思いますが、私はこれです。

かりかたの「り」は、ひだりの「り」

これで終わりです。

これは非常に簿記的な覚え方でありまして、簿記の本質の一つに、「全体と、一つがあれば、残りが決まる」というのがあります。(私が勝手に言っています)

全体が左(借方)と右(貸方)でできているとき、左が決まれば、残りは右(貸方)に決まっています。両方覚える必要はないのです。

簿記で、なぜ貸借が一致するか。それは、

使う前の金額=使った金額+残った金額

の式が成り立つからです(all – one = another)。簿記には、この必ず答えの出る近道があって、しかも電卓を使っていい。数学が苦手だったあなたにも、ぜひ勉強してほしい分野です。(旧ブログリメイク記事)