確定申告のシーズンです。2月16日以降、確定申告会場に行かれる方もいらっしゃるかと思います。
会場に行かれる際に、最低限必要なものをまとめてみました。いまのうちに、用意を始めておきましょう。
パソコン、スマートフォン
会場に行くと、原則として、お手持ちのスマートフォンで申告書作成をすることになります。(どうしてもできない場合は、申告用紙が置いてありますので、紙で作成)
しかし、自宅ですでにノートパソコンでe-Tax 確定申告書等作成コーナーで途中まで作成していた場合、ノートパソコンを持ち込んで作業することも可能です。作業スペースは狭いし、通信環境もご自分のスマホのテザリングになりますが。
マイナンバーカード
会場でe-Tax送信するのに必要です。紙で提出する場合には、本人確認書類として、マイナンバーカード両面のコピーが必要です。裏面にマイナンバーが載っているからですね。
マイナンバーカードの2種類のパスワード
マイナンバーカードを役所で取得した際に、紙で2種類のパスワードを渡されていると思います。4桁のものと、6桁以上のものと。この両方が必要です。
会場に行けない本人の代わりに、家族が行く場合は、本人のマイナンバーカードとパスワード、実際に行く家族の身分証明書(免許証など)が必要です。
税金の還付を受ける口座の通帳
申告書を作るまで、追加の納付か還付かが分からないこともあるので、念のため通帳を持っていきましょう。ネットバンクの方は、口座情報のページを見られるようにしておきましょう。この際プリントしてもいいです。
LINEで取った確定申告会場の入場整理券
いまは、LINEアプリで国税庁公式アカウントを友達追加して、トーク画面で整理券を発行してもらいます。当日会場に行ってから整理券をもらって待つより、おすすめです。
なお、自宅でe-Taxで申告書を作成・印刷してしまっていて、あとは出すだけという方は、整理券はいりません。税務署に相談したい方のみ、整理券を取ります。
LINE整理券の取り方については、所轄の税務署の名前で検索していただければ、そのホームページに説明があります。
給与所得の源泉徴収票、公的年金等の源泉徴収票
収入に応じたものを持っていきます。
去年の確定申告書(控)
意外に超重要なのが、前回提出した確定申告書の控え(紙、PDF)です。利用者識別番号や、整理番号は、去年と同じなので、これでわかります。e-Taxで送信する直前の確認用であれば、マイナンバーまでわかります。
去年あった収入や所得控除が今年はないが、大丈夫か? というチェックにも絶大な効果を発揮します。一度確定申告書を出したことがある方なら、青色申告決算書・収支内訳書、上場株の譲渡所得の明細書・住宅ローン控除の明細書も含めて必須です。
その他、確定申告に必要な資料
医療費控除を受ける方は、事前に自宅で、家族の人別・病院/薬局別に領収書を集計しておきましょう。
それをもとに、医療費控除の明細書を作ります。保険会社から保険金や出産一時金をもらっていた場合は、その金額を「補てんする金額」欄に入力します。
領収書を会場に持ち込んで集計するのは避けて、事前に家で済ましておくことをおすすめします。
パソコンがあれば、Excelで医療費を集計すると早いです。