工事をしたら、見積書で項目ごとに共通経費を按分し、勘定科目を分ける必要があります。
実務書などを見ても、この按分計算に触れている本は少ないです。『修繕費・改良費及び増改築費用の税務』(大蔵財務協会)くらいでしょうか。
基本的は、仮設工事+諸経費+出精値引き(「しゅっせいねびき」と読む)の合計額を全体に按分しますが、この手の典型的按分項目にも、按分しないものが混じっていることがあるので注意しましょう。
まずは、この最小単位である1行ごとに按分を終えます。税込経理なら、消費税も按分して、合計額が請求書の鑑の税込金額になっていることを確かめます。端数は一番大きい金額に加減して合わせます。
内容次第で、一部の工事にしか按分しないもの、除却費用や修繕費として処理できそうなものがあります。設備本体と取付費など、工事区分をまたがって合算すべき項目もあります。合算後の金額で少額減価償却資産の判定等をします。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細