人生の転機とは〇〇を感じる瞬間

税理士として生きている今につながるような人生の転機というのは、いくつかありました。

ちょっとそれを思い出してみましょう。

2003年にとった簿記3級

Excelの関数を理解したとき

1999年、19歳のとき、大学のパソコン教室で、Excelの関数について学びました(統計学の講義です)。

IF関数でしたね。で、その生まれて初めて作成したExcelのファイルは、保存に失敗して残っていないのですが。

まだ、イルカのカイル君がいたころです。

=IF(A1<B1,1,0)

という無味乾燥な文字列、単にカンマで区切ってあるだけで、何の説明もないのに、カンマを挟んで1つ目、2つ目、3つ目の場所自体に意味があり、数字を入れると効果を発揮することに驚きました。

引数(ひきすう)という概念です。これが、のちのちプログラミング言語Cの学習にも生きてくるのですが。

言ってみれば、「言葉にされていないことが分かる」。親になった今では、子どもが赤ん坊のときに「日本語になっていないのに、何を言っているか分かった」のに似た感じ。

わかるはずのないことが分かったという喜びで、その日一日は幸せでした

この授業ではピボットテーブルもやりましたが、こちらは当時理解できませんでした。税理士になってから分かりました。

以後、Excelは友だち、という感じの税理士生活を送っています。電卓は使っていません。

税理士試験の簿記論・財務諸表論に同時合格した

うれしかった度でいうと、これがいちばんかもしれません。

税理士試験の受験勉強で、初めて、勉強するとはどういうことか、理解するとは、暗記に頼らないとは、ということを知りました。

結局これまでの勉強はすべて暗記に頼っていて、暗記しきれなくなると何もできなくなる、というのを繰り返していただけでした。

そういう意味では、30代で簿記論・財務諸表論に合格するまで、勉強の意味を全く知らなかったです。

それより前に、22歳で日商簿記3級は受かっていたのですが、正直これは暗記でいける分量だったので、簿記の何たるかはわかっていませんでした。

勘定科目に内訳(補助科目)があるということすら、学んでいませんでしたからね。

財務諸表論に関しては、理論の暗記というものを一切しなかったのに合格したので、暗記の病から出ることができた瞬間でした。

合格通知は本当にうれしかったですね。簿記論は特に3回目の受験だったので。(税理士試験で不合格になったのは、簿記論2回だけ)

餓狼伝説の26年ぶりの新作が出る

今月は、待ちに待った「餓狼伝説 City of the Wolves」が発売されます。

1999年に出たゲームの続編が、2025年に発売される。ここでも衝撃と、喜びがありました。

当初の続編発表があったとき、私がまずやったのは、Steam Deck と HORI Fighting Stick α とゲーミングモニター DELL S2721DGF0Rをヨドバシドットコムで注文することでした。

昔の趣味を復活させてくれたこの発表には感謝しています。

これは、ちゃんとプレイしたいなと考えていました。

勤務していると、忙しくなりすぎて餓狼伝説が遊べないんじゃないか。

というのも、税理士として独立した理由の一つになっています。

もちろん、それだけじゃないんですけど。仕事環境をととのえて、4月21日(アーリーアクセス)に備えているところです。

自分に多幸感をもたらしてくれたできごとは、人生の転機になります。それを活かしていく道に進んでいくようにしましょう。

編集後記