毎月の経理のマニュアルを作ろう

毎月1日に、会計ソフトにデータ入力をしています。

日々の家計簿兼経費のExcelでつけていますが、会計ソフトに触るのは月1回だけです。

それだけに、「先月どうやったっけな?」となりがちです。

手を止めないようにするために、マニュアルを作るようにしましょう。

山下公園と横浜ベイブリッジ

手順をまとめる

入力マニュアルで、やることのリストを作ります。

API連携したクレジットカードとネットバンクは、すでに入力されています。

私の場合は、前月分の経費で、現金・プライベートのクレジットカード・SUICAで購入したものは、エクセルインポート機能で取り込んでいます。
経理に使うExcelファイルは、一つのファイルにまとめます。

あとは、freee会計の前払/前受アプリを使い始める前の前払・前受は、同様にインポートします。

顧問料は前受でいただいているので、月初の処理では、当月分の売上に+更新で振り替えます。
売上だけは、その月のうちに会計ソフトに入力するのが、見通しがつくのでおすすめです。
今月、いくら使えるかが分かりますので。

後受け(売掛金)になる業務委託は、月末で締めて1カ月分の合計額で入力します。
freeeの債権管理機能を生かすためです。
請求書を出さない売上に注意しましょう。

税込経理の方は、先月の確定した売上をもとに、前月分の 租税公課/未払消費税 を計上します。
税込経理だと、利益が出ているように見えても、消費税分が利益に含まれているので、その分、租税公課で減らさないと、正確な利益がつかめないからです。

消費税の納税のために、いくら貯金すればいいか?(税込経理・簡易課税編) | 木村将秀税理士事務所

チェックする

会計帳簿→月次推移→損益計算書(月次)では、

  • 売上高の品目タグが正しくついていること
  • 毎月発生する経費が出ていること
  • 月割りで一定額のはずの諸会費に変動がないこと
    • 一部短期前払費用に変更すると、その月だけ増える
  • 税込経理の租税公課が載っていること
  • 月末に買った経費が載っていること

などをチェックし、利益が出ているかを見ています。

P/L 損益計算書 年間推移チェック

会計帳簿→試算表→貸借対照表では、次のことをチェックします。

  • 業務委託の日数×単価が、売掛金の残高になっていること
  • 前払費用の取引先別内訳にマイナス残高がないこと
  • 前受金の残高が、残り月数と一致していること
    • そうでなければ過入金
  • クレジットカード(負債)の残高が、Web明細の翌月・翌々月引き落とし額の合計と一致していること
  • Amazonビジネスの残高が0であること
    • 月末出荷の場合、カード明細が連携されずにその分が残ることはある
合ってますか 月末残高 クレジットカード Amazon

その他、freeeの出すエラーがないことを確認しています。

小冊子のように在庫があるものは、在庫をチェックして、なくなった分を広告宣伝費に振り替えています(それほど金額が大きくないので、年末に1回やればいいですが)。

マニュアルを改訂する

今回、ミスして修正したところは、マニュアルに追記しておきましょう。

とくに、税理士に相談できる場合は、そのタイミングで聞いたことをマニュアルにメモしておきたいものです。
マニュアルをつくってもらってもいいですし、チェックの方法を聞いてもいいです。
知りたい数字を伝えておくのも大事です。
せっかく顧問料を払っているのだから、面談の時間を有効利用しましょう。

私の場合は、Excel上で、取引先に連動して勘定科目を設定しているところでミスしがちです。
一部手入力があるので。

処理方法を変えたときは、その理由をメモしておきます。
そうしないと、また元のやり方に戻してしまうからです。

今回は、会費で支出月以前の分に対応する金額を1年分一括払いするため、前払/前受アプリが使えないものについて、短期前払費用の処理に変更しました。

少額・1年以内なら短期前払費用で費用にしよう

少額の金額の処理について、あまり悩まないようにしましょう。
スピードも大事にすべきです。
事務負担と正確さとのあんばいをどうするかも、税理士に聞いておきたいポイントです。

近況報告

小冊子を発送したり、監事をしている一般財団法人の理事会に出席したり(Zoomですが)。
月初なのでGoogleカレンダーをスプレッドシートに書き出して、タスク管理に反映したり。あとは自分の月次決算を。
税務調査に関する研修をZoomで流しつつ。

1日1新:映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」