請求書・領収書に税抜金額と税込金額が混在していたらインボイス対応が必要

請求書などをインボイスにするためには、税率別の税込合計or税抜合計を記載する必要があります。

自社発行の請求書の内訳に、税抜(外税)と税込(内税)とが混在していませんか? よくあるケースで、実費請求だけが税込表示になっていることが多いです。(※たばこなど、法令で税込表示が決められているものは、税抜にそろえなくてもよいとされています)

その場合、請求書の消費税欄の金額が、税抜(外税)の分だけ計算されていて、税込の分の税額が抜けていることがあります。

こういった書類は、インボイス対応が必要です。税込合計か税抜合計かを選んで、インボイスに表示しなければなりません。以下、税率10%で税抜合計を表示する場合の例を示します。

税抜合計を表示する場合

まず、税込金額÷1.1します。ここで端数処理して内税の税抜金額を確定し、外税の税抜金額と合算して税抜合計を出します。

この税抜合計×0.1=消費税額。これを税抜合計と合算して、税込合計(請求金額)とします。

これら端数処理は、切上げ・切捨て・四捨五入どれでも可です。