たまたまおいしい日本酒を飲んで、日本酒も始めてみようかな、と思われた方。
白ワインが好きで、ちょっと飲むお酒の範囲を広げてみようかな、と思われた方。
低リスクで、自分好みの日本酒を選ぶ方法をご紹介します。
味のグラフが載っているものを選ぶ
日本酒は、「甘辛」と「濃淡」という味わいで分けられます。
濃醇甘口、濃醇辛口、淡麗甘口、淡麗辛口の四つ。中間的な中口というのもありますが。
淡麗辛口っていうと、アサヒスーパードライの売り文句みたいですが、そんな感じです。
麒麟一番搾りが、比較的濃醇かな、というイメージ。
ちなみに、似た言葉に「芳醇」がありますが、意味的には「淡麗」に近いことが多いです。
たまたま飲んで、おいしいと思った日本酒の瓶に、この写真のようなグラフがあればラッキーです。なんなら写真を撮っておけばいいです。
今後、売り場でこれと似たようなグラフのものを買えばいいからです。
グラフがないものは、ネットか記憶を検索する
おいしいなと思っても、銘柄名をちゃんと覚えているでしょうか。
お酒を飲んでいたこともあり、若干うろ覚えではないでしょうか。覚えておくには、酒場で飲みすぎないことも必要です。
「じょうきげん、だったかな…」「まつみどり、だったと思うんだけど…」
その二つ、同姓同名のお酒がありますので、ご注意を。
ラベルを見て、グラフが自分好みの配置なら、たぶん合っています。
ラベルにグラフがないことも多いです! これは、いったん「よみがな」でネット検索するしかないでしょう。
ラベルにグラフがなくても、公式サイトにはあったり、味の説明がより詳しく載っていたりすることが多いです。
その説明が、あなたの好みに合っていれば、たぶん、ご記憶のお酒です。まあ、同じ銘柄でも、サブタイトルが「純米酒」とか「本醸造」とかで、かなり味が違うので、リスクは残りますが。
リスクを取りすぎない。予算上限を決めよう
気になる銘柄で、1合のワンカップや、300mlの小さいのがあれば、安いので、それを選びましょう。
それが、記憶の「あのおいしいお酒」だったら、今後はその大きいのを買えばいいです。
一升瓶しかない。そういうこともあるでしょう。むしろそのケースが多いかも。このときは、一升瓶あたり、税込2,640円(あたり)を上限として、これ以上高いのは買わないと決めておきます。
高いお酒ほどおいしいとは限らない。高ければ高いほど、人を選ぶ味になっていることが多いです。日本酒歴15年くらいの経験上、税込2,640円(1800ml)が、コストパフォーマンスがよいと思います。
このほか、4号瓶もあります。小さいほど1合(180ml)あたりは当然割高になりますが。
なるべく失敗のダメージを抑えつつ、好みのお酒との再会を狙ってみていただけるといいと思います。