稲盛和夫『稲盛和夫の実学 経営と会計』1998

いや、これはよかったですよ。世間でよいと言われているものを軽視するのはよくないですね。よいものはよい。ジャズCDコレクションでも注意すべき点です。

『使える経理帳票 Excel 2010/2007/2003』(井ノ上陽一、2011、秀和システム)という本を読んでいたら、巻末の参考書籍に載っており、また管理会計の先生もおすすめしていたので、読んでみました。

特に入出金や小口現金管理、会社代表印・銀行届出印の管理に触れているのがすばらしいです。基本的なところから書き起こしている本は信頼できます。

時間当たり採算システムは、なぜ時間当たりなのか? 『現場が動き出す会計』(伊丹敬之、青木康晴)によれば、人件費はコントロールできないが、アメーバの月間総労働時間の増減は自由におこなえ、また時間当たりにすることで規模の異なるアメーバ同士で比較できるからではないか、と考察されていて、なるほどと思いました。