私が最初に就職したのは、創立50周年(当時)を超えた業界団体でした。
22年前、2003年という時代を考慮すれば、やむを得ないところもあったと思いますが、アナログなところもありました。
Access・Excelマクロは会社として使いこなしていましたが、その一方で、ハガキ・ファックス・電話・フロッピーディスクの郵送(!)というものも。
バックアップはZIPでしたね。MOとか。Jaz(知ってます?)の機械もあった気がします。
ひとり1台のPCがあり、インターネット・メールもあるのに、アナログなものも残っていたのです(まあ磁気ディスクはデジタルですが)。

先進的な取引先がやっていたこと
私は自他ともに認める、あるメーカーのファンで、その職場の取引先として、そのメーカーの方と名刺交換することがありました。
就活中も、そのグループのシェアードサービス企業にエントリーしたこともあったものです。
そのメーカー(そのグループの販売会社)の方の名刺には、その当時から、すでにFAX番号がありませんでした。
メールがあれば、FAXと同じだろ? だからFAXいらないよね? という判断、早かったと思います。
他の会社の方の名刺には、ほぼ100%FAX番号が載っていましたから。
時代の先端をいくメーカーは、さすがに違うと思ったものです。
若い頃に自分があこがれた会社のやっていることは、真似したいですね。
昔は大きかった会社がやっていたこと
国内の人口は減り続け、働き手も減るため、会社が小さくなっていくのも、やむを得ないところがあります。
経理担当者が、紙の伝票に手書きして、その内容を会計ソフトに入力するという事務が、一部の会社では行われていました。
一見無駄なように見えますが、昔は、合理性があったのです。
昔は景気もよく、社員が多かったので、経理担当者が紙に書いた伝票を、上司がチェックして、ハンコを押して、承認を得てから会計ソフトに入力するという。
やはり数十年の社歴がある会社で、行われがちな事務です。
紙に書くという行為は、他人に見せるために行うものです。
でも、FAXがメールに置き換えられたように、他人に見せるために、紙に書かなければならない時代でもありません。
百歩譲って見せるためでも、本当に紙じゃなくてはいけないのか、考えたいものです。
さらに、会社が小さくなり、社員が減って、いちいち伝票をチェックする上司がいなくなった段階でも、引継ぎ事項として、紙に伝票を書いていた経理担当者もいたものです。
ですがもう、その紙は、誰もチェックしないのです。そういう、誰も見ない書類をつくってはいけません。
そういうムダな仕事、残っていないでしょうか?
おおらかな時代の風習が残っていたら、やめよう
もちろん、引継ぎ事項には、一見ムダそうでも、理由があるものもあります。
理由を確認して、必要ならば続ければいいし、人が代わったきっかけで、いらないと判断してもいいのです。
人が大勢いて、全体的に暇だった時代に、暇をつぶすための仕事が作られていたかもしれません。
人が少なくなれば、当然、やめるべきものです。
老舗と呼ばれる会社でこそ、注意したいですね。
当時は暇だったからできた仕事、それをいまもやりつづけていたら、スピードが遅くなるだけです。
会社を変えていくのが、会社の中にいる者のつとめと考えています。
編集後記
1日1新:横浜南青色申告会で、青色学校の複式簿記講座の講師を。
帰り道に、『ふつうの軽音部』6巻を購入して、夕方読みました。どの話も、新しいものほど面白いです!

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細