REON POCKET PRO を半日使ってみたレビュー

ソニーがわけわからないものを出してきた場合は、買うようにしています。(以下、私が買ったへんな製品)

  • サウンドエンターテインメントプレーヤー Rolly
  • パーソナルフィールドスピーカー PFR-V1
  • VAIO type U UX50

ソニーもいまや、AV機器・家電メーカーというよりは、ごく限られたジャンルの製品を扱う会社になって久しいです。

それでも久々のへんな製品、「ウェアラブルクーラー」の最新版 REON POCKET PRO が出たので、買ってみました。

「REON POCKET」シリーズハイエンドモデルウェアラブルサーモデバイスキット『REON POCKET PRO』発売|ソニーサーモテクノロジー株式会社

結論としては、コスパを気にしない! ソニーのモバイルグッズが好き! 子どもの運動会や、夏休みの旅行が暑くてつらかった! という方におすすめです。

REON POCKET PRO

付属品は買う必要があるか

センシングキットというセンサー付きモデルがあるのですが、買いませんでした。なくても特に不都合はありません。
温度調整は本体だけでもちゃんとやってくれます。

専用ケースも売っていますが、モバイル好きなら、これが収まるキャリングケースはすでにお持ちだと思うので、なくてもいいと思います。
私は、 Float Run 付属のキャリングケースを流用しています。

本製品は、コスパを気にしない人が買うものですが、付属品は買わずに、コストを抑えましょう。

ただ、スマホアプリ「 REON POCKET 」は入れましょう。ファームウェアアップデートをするのに必要だからです。

半日使ってみてどうか

購入後、満充電して、さっそく使ってみました。

注意点として、本体付属の充電ケーブルが、USB-C to USB-C という珍しいものです。
これに対応する充電器を持っていないと、このケーブルは使えません。だいたい充電器って USB TYPE-A ですので。
この付属品にこだわらず、お手持ちの充電環境で充電しましょう。

最初の装着方法こそ、動画でちょっと勉強する必要があります。
装着後、後ろから見たときに、映像と同じように本体が覗いていればよいかと思います。
サポート|REON POCKET(レオンポケット)|ソニー [公式] 冷温対応ウェアラブルデバイス

装着したときに、本体が、「肌着の下」になっていることを確認しましょう。肌に金属面をくっつけることが必要だからです。

REON POCKET PRO 本体 装着すれば、外からはほぼ見えない

REON POCKET PRO は、空調服やハンディファンみたいに、風を送るものではありません。
通風孔があるので、まぎらわしいですが。(ときどき、ファンを回して排熱するために。風切り音は、うるさくは感じません)

裏面の金属面が冷却され、それを、首の後ろにくっつけることで冷感を得るためのものです。

この金属部分が、冷たくなったり、熱くなったりする

冷凍して、首を冷やすリング状のグッズと、やっていることをはいっしょです。28℃以下で凍結するという素材を使ったあれです。
あれが 1,000 円前後で、これが 27,500 円。

ただ、こちらはバッテリー(電気)の力で冷やすので、持続時間は非常に長いですし、最初だけ冷たすぎるということもありません。
満充電から半日使用しても、効果は落ちません。ずっと同じだけ冷たい、という冷感の安定感があります。

従来モデルから大型化して重くなったということですが、半日装着しっぱなしでも、私はまったく気になりませんでした。
ちゃんと装着すれば、外れることもありません。装着した見た目はこんな感じです。

ソニーの、ウェアラブル系の製品、肌に触れるタイプのものは、基本、快適なので好きですね。

スマホアプリ REON POCKET では何をするか

スマホアプリでは、センシングキットがない場合でも、バッテリー残量通知(位置情報が必要)、装着するとON・外すとOFFの自動の変更、冷やす/温めるのモード変更ができます。

初回だけ、本体ソフトウェアのアップデート、機器登録、AUTO START/STOP のON/無効を選択したら、アプリも使うことはないのですが。

うっかり画面をタップして、 SMART WARM に切り替わってしまうと、急に REON POCKET PRO 本体が熱を持って焦りますが、落ち着いてアプリでモード変更をしましょう。

冷たさは、マニュアルでも調整できるのですが、今回使用した限りだと、自動温度調整( SMART COOL )で十分だと感じました。

本体の電源スイッチ 2 秒押しで OFF にすると、アプリも動作しなくなります。
いちおう本体は自動で冷却動作は止まりますが、電池の節約のため、電源スイッチは切っておくのがおすすめです。再起動は速いので。

私は、去年の夏の大阪の暑さにやられて、夜寝るしかなくなり、高野山の星空を眺められず悔しいを思いをしたので、二度と失敗しないために、買いました。

ふつうの感覚では「高い!」ですが、運動会・体育祭などの観戦時の暑さをしのぐグッズとしての利用目的が明確なら、ありだと考えています。

編集後記

今日は記帳代行の仕事を、いろいろなやり方で試行錯誤しながら。

1日1新:REON POCKET PRO