入門はその道の達人に教わる

今日は断続的に15年くらい通っているマスターのいる BAR IGETA (横浜・浅間下)に行ってきました。

去年は、はじめてウィスキーのおすすめを聞いて、ウィスキー入門しました。

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』という村上春樹の本や、『BAR レモン・ハート』という本で読んだことはあっても、行動にはならず。

やはり、カウンター裏にずらっと瓶を並べているマスターに教わって、始めたのがよかったです。

ウィスキー入門に最適な JAMESON

マスターに教わった、「JAMESON」(ジェイムソン)のソーダ割が、ウィスキー入門にちょうどよいと思います。

知らない、慣れない種類のお酒(洋酒)なのに、飲みやすい。でも違うお酒であるウィスキーらしさが味わえる。

近所のスーパーでも常備してあり、値段もそれほど高くないのでおすすめです。

マスターの話では、他のお客さんも家飲みの銘柄がみんな JAMESON に代わっているそうです。

ジャズ入門におすすめは、 Relaxin’ / Miles Davis

とっつきにくい別ジャンルものといえば、音楽では、やはりジャズではないでしょうか。

歌詞がない、長い、メロディーが覚えられない。すべて J-POP の真逆を行くジャンルですが、これも入門者向けの CD があります。マイルス・デイビスの「リラクシン」です。

ジャズの達人といえば、私の中では、圧倒的に故・中山康樹さんです。その名もずばり『超ジャズ入門』で、最初の1枚に挙げられていたアルバムです。

この CD を聴けば、ジャズが何をやっているのかわかります。マイルスが、イントロの演奏を止めさせて、別のやりかたでイントロを弾け、と指示すると、音楽が変わる。ああ、これがジャズなんだ、と腑に落ちると思います。

あとは、テーマ合奏→ソロのリレーという、今でも行われている形式の、シンプルな形が楽しめます。これを何度か繰り返して聴くだけで、ジャズの何たるかが掴めてしまう。

村上春樹入門には、『はじめての文学 村上春樹』

村上春樹は、私も20数年読み続けていますが、はまってしまうと、これ以外を読む気が起きない作家ではあります。

しかし、もうデビュー40数年経ち、作品数が多数に上り、どれを読んだらいいかわからないという人も多いのでは。

初期作品を読んで、へんな反感を持たれても困りますし、後期の作品をすすめて、長さに耐えられなくなっても残念ですし。

となると、短編のベスト盤である、まさに入門的なタイトル『はじめての文学 村上春樹』はどうでしょうか。ぜんぶ短編ですし、小学生でも読めるように文章をやわらかくし、ふりがなも付け、刺激的な表現も削除されています。

これに抵抗がなければ、文庫になっている短編集にすすんでみてはと思います。個人的な推薦作は、「ファミリー・アフェア」が入っている『パン屋再襲撃』です。

私の意見じゃ弱い。何か先達となる人の本はあるか? とくに、解説書のたぐいは読む必要はありませんが、どうしても1冊というのなら、内田樹『もういちど村上春樹にご用心』(文春文庫)。ファンブックとして軽く読めるので、おすすめです。


さて、確定申告のニュースが出回る季節になりました。ちなみに私は税理士なので、何か、決算や確定申告の流れを教わりたいということでしたら、単発で教えるプランをご利用いただければと思います。よろしかったら事務所ホームページもご覧ください。