横浜出身・在住の税理士の木村です。
神奈川県大和市の引地台温水プールに行ってきました。2回目です。
このプールは2023年8月30日から2024年1月3日まで、長期間休業していたので、再開して初めての訪問です。
そんなに長く休んでいたから、何か変わっていたのかな? と思ったら、プールはそのままでした。
1階の自販機コーナーに、テーブルとイスが並んだくらいです。
調べると、プールの修繕や改修ではなく、その熱供給源であるごみ焼却場(環境管理センター)の改修工事の余波で休業していたようです。
ここはおすすめです。大きく3つの設備があるからです。
- 流れるプール
- ウォータースライダー
- 25mプール
この順番で遊んでみて、なんかこれって、自分のいままでの仕事人生に似ているなあと思ったので書いてみました。
流れるプールと、9時5時の職場
流れるプールは、ドーナツ状のコースで一方向に流れができています。
これはすごいですね。私は潜水が好きなのですが(ゴーグルも使わない)、顔を水面につけて膝を抱えて丸まっているだけで、どんどん流されていきます。
腹式呼吸で空気を吸い込んで、長時間水中にいるだけで楽しめます。
ただ、丸まっているだけだと、さすがにスピードはゆっくりです。動いている人よりは遅くなります。
流れるプールのような職場というものがあります。公務員(いま一概にそうではないでしょうが)とか、公務員に類似した職業(商流の上のほうにある仕事)がそうですかね。
国税徴収官がテーマの『トッカン』という小説を4冊目まで読みましたが、一定の年次になると和光市の税務大学校で半年研修し、鮭が川に戻るように所轄税務署に戻るという流れがあります。
じっとしているだけでも、それなりに会社員/公務員人生が流れていきます。
もがいたり、動いたりすれば、人より早く先に流れていくこともできます。
いずれにしても、流れがあって、流されることができます。
何で流されていられるか? 自分以外の人が仕事を取ってきてくれて、自分以外の人が給与計算・年末調整までしてくれるからですね。
私も勤め人時代は、自分の給料から税金や社会保険料が天引きされているということを意識したことはありませんでした。
せいぜい、1年目は住民税が取られない、という知識のみ。
自分で確定申告するのは、会社が年末調整を間違えたとき(私は更正の請求をしたことがあります)、出産や歯科矯正で医療費控除を受けるとき、住宅ローン控除を受けるとき、くらいで一生に数回じゃないでしょうか。
このあたりは難しくないので、自分でやるのが基本です。
ウォータースライダーと、忙しい職場
引地台温水プールのウォータースライダーは、高い方と低い方とがあって、高い方が人気で、かなり待ちます。
今回初めて高い方で滑ったのですが、中でやることは同じで、これなら待ち時間が短い低い方を、3回やったほうがいいなと思って、そうしました。
ウォータースライダーは、滑っている間は、自分自身が自転車になったような気持ちで、カーブでバランスを崩さないように適度に角度を調整し、コースの行方(遠く)をじっと見つめることが重要です。
最後の出口を早く認識しないと、着水時に鼻に水が入って苦しむことになるので、「遠くが止まっているように見よ」がコツです。
忙しい職場って、ウォータースライダーに似ています。
次から次へ仕事が降ってくるので、仕事と生活のバランスを保つ努力が必要ですし、先の締め切りも意識しておく必要もあります。
要は難易度の高い流れるプールで、その速度に対応するためのテクニックが求められます。
自転車に乗れるようになるように、スピードに対応できれば、緊張感を持ちつつ、何とかやっていくことができます。
でも、流されているという点では、流れるプールと同じです。経理と営業は他の人がやってくれます。
所得が高いと(給与の税引前総額20,000,000円超)、会社が年末調整をしてくれないので、自分で確定申告が必要になりますが。
25mプールと、独立開業
引地台温水プールの25mプールには、25m泳ぐレーンと、ターンして50m泳ぐレーンがあります。
今日も夏休みでにぎわっていましたが、なんと、この25mプールのガチ勢がいるレーンには、せいぜい4人くらいしかいませんでした。
25mで、私は背泳ぎを3本と、クロールを2本やりました。なんだかんだ、これがいちばん疲れます。
何で疲れるかというと、ここでは自分で泳がないと進まないからですね。流れがないのです。潜水しても浮いているだけです。
背泳ぎをしていて、うっかり頭をプールの壁にぶつけてしまうこともあるし、スタート時に水泳帽が脱げてしまうこともあるし、トラブルも絶えません。
これって、独立・開業だよな、と思います。
勝手に流れていかないのは、営業も経理(確定申告)も自分でやらないといけないからです。
独立する人は、元いた職場からお客さんを引き継ぐなどして、売上を立てられる状態で始めるのが理想です。
そして売上が高くなってくると、それなりに経理事務も増えてきます。
でも、勤めていたときに経理をやっていたとか、会計事務所に勤めていたとかでなければ、経理や確定申告とは無縁の生活を送っていたはずです。
そういうのに強い事務員を雇えればいいのでしょう。
でも、この人手不足の時代、経理担当者をハローワークで探すのも大変ですし、派遣を利用したらもっと高いです。
開業当初にその人件費を出すのも難しいはず。
人件費ほどの高い固定費でもなく、もっというと必要なつどお金を払えば代わりにやってくれる、経理担当者がいれば……とお思いの方。
税理士を探してみてはと思います。売上は増やせるが、バックオフィスに手が回らないという、足らずを補ってくれる存在です。
流れるプールにいる方に税理士は無縁な存在ですが、25mプールにいるのなら。
今日のはじめて
引地台温水プールの高い方のウォータースライダー