aiwa Butterfly Audio HPB-SW40 の使い道

ショルダースピーカーならではの使い道をご紹介します。

Bluetoothヘッドホンでもいいんじゃないかって? ヘッドホンではできないことができるんです。

  • 音楽を聴きながら、ごはんが食べられる
  • 菊地成孔の粋な夜電波の録音を聴きながら、歯磨きができる(送信機付属でラジオからでも音を飛ばせる)
  • 在宅勤務中にオンラインセミナーを受講しながら、帰宅した家族を出迎えられる
  • 音声教材を聞きながら、子供の仕上げ磨きができる
  • 声でとどける税務通信を聴きながら、トイレにも行ける
  • stand.fmを聴きながら、掃き掃除ができる
  • 深夜に一人で映画が見られる(aptX LLは効果あり)

Bluetoothスピーカーでもできるでしょって? スピーカーだと移動するとき、いちいち持ち歩かなきゃなりませんが、これは手で持つ必要がありません。音が遠ざからずストレスフリーなまま、お風呂と睡眠以外の日常生活をシームレスに行き来できるのです。

ButterflyAudio を使うときは耳の疲れに注意

ロックバンドのライブに行って、耳がおかしくなったこと、ありません? 私は、ライブ参加後、右耳の聞こえが若干悪化しました(固定電話のホワイトノイズの聞こえ方が左右で違う)。以後、ライブ用耳栓が必携です。音は別物になりますが。

aiwa ButterflyAudioも、Win11の音量28くらいでしばらく聴いていたら、耳が詰まったような感じになり、いったん休みました。音質レビューで書いたとおり、微細な音が非常によく聞こえるのですが、それは、至近距離からの高音が減衰されずに耳に届くためです。結果、耳を傷めやすくなります。

この問題はPFR-V1でもありました。ヘッドホンと違い、製品側で高音の調整をしていないのでしょうか。この種の製品は、耳とスピーカーとの距離が短いことを考慮して、PCのイコライザで高音を下げて聴いた方が耳にはやさしいと思います。私のMusic Center for PCのEQ設定は:

aiwa ショルダースピーカー ButterflyAudio HPB-SW40 の音質レビュー

購入価格:17,424円(税込)…発売記念特価

HPB-SW40 (N)

おすすめの設定

初めて聴くとしっかりした低音に驚かされますが、これは低音イコライザ6段階の4がデフォルトだからです。これを1にすると、低音がカットされます。セミナーの音声を聞くには1が向いています。これを2にすると激変するので、通常は2から4がおすすめです。

低音を楽しみたいなら、スピーカーの位置調整は、前後は最も手前側に倒します。ただ、音場は本当に耳元で鳴っているという感じになり、また聴き疲れもしますので、これらが気になる場合は奥側に1~2段階倒します。

映画などで音の広がりを感じたい場合も奥側に倒し、音量を上げ、イコライザを強めにします。Windows 11だと、音量は28くらいでしょうか。

左右の角度は、横を向いたときに顔に当たらない程度に耳に近づけます。適度に離した方が、ホワイトノイズが気にならなくなります。あとは鏡でLRのスピーカーが耳から等距離であることを確認します。

音質レビュー

以下、音質のレビューはすべて低音イコライザON、耳にスピーカーを近づけた場合のお話です。

モノンクルのSalvationを聴くと、石若駿の小さなドラミング、角田隆太のベースがくっきり聴き取れます。2分25秒のベースの最大音も楽しめます。

映画「君の名は。」Blu-ray Discを再生すると、冒頭の風を切る音、夢の中の声、音のフロントとバック、エコーまできれいに聴き取れます。リップシンク(音声の遅延)の問題も気になりません(WASAPI排他接続の場合)。

スピーカーが耳に近いので背景の効果音などもよく聞き取れますが、その分、難聴防止のため音量や使用時間には注意したほうがいいと思います。送信側のイコライザで高音を下げる工夫も必要になりそうです。

操作性、Bluetoothについて

左のダイヤルを左に倒すと音量アップ、右でダウンです。しかしWindowsの音量を7段階増減させるので、微調整したいときはPCで音量操作します。

上の写真のグレーのパーツは落下防止用で、柔らかい素材なので、これをつけたまま脱着が可能です。

Bluetoothトランスミッタも付属しますが、これを使わずにPC等に直接BT接続することも可能です。うまくいかないときは、PCや本機を再起動してみてください。

Bluetoothの受信感度は若干弱く、SONY SRS-XB12では十分届く距離でも、SW40では途切れ気味になります。隣の部屋までならOKです。

なお、有線接続はできません。BT機器以外と接続したいときは、付属のアナログケーブルとトランスミッタを介する必要があります。

また、重さは意外と感じにくいです。充電はUSB type C。

おまけ

ちなみに、アイワストアで買うと、無料でaiwaロゴ入りイヤホンがついてきます。このイヤホンの音質は並み(2千円クラス)です。

ソニーの新ウォークマンを買う前に、前世代機を見てみよう

5年半ぶりの最高級ウォークマンが発表されました。3月25日発売予定です。実勢価格が上位モデルNW-WM1ZM2が396,000円、下位モデルNW-WM1AM2が 159,500円ですね(ヨドバシ.com 10%ポイント還元)。

しかし、新機種が発表されたら、旧機種を安く買うチャンス。しかも、今は2月でオーディオ関係が安い季節。そこで、旧機種の値段をヨドバシ.comで見てみると、

と、けっこう安くなっています(いました)。旧下位モデルは残念ながらもう買えないですね。だいたい下位モデルほど早く生産完了になります。

でもポイント考慮しても実質29万円ほど。それだけあればちょっとしたオーディオセットが組めると思うと、なかなか買えないですが。

aiwa ButterflyAudio HPB-SW40 を注文しました

何を隠そう、私はソニーの PFR-V1 ユーザーでしたので、こういうものを買うのに抵抗がない、というか、今日が予約受付開始日です。

無線で、かつ、耳をふさがないものが欲しかったんですよね。音楽や音声セミナーを聴きながら歯磨きができるというか。まあ普通の Bluetooth スピーカーでもいいんですが、これなら持ち歩きに手もふさがないので便利だと思います。

PFR-V1 は、あっという間にソニーストアで値下げが始まり、開発者は独立して音楽茶というヘッドホンメーカーを始めてしまいました。低音が出るというふれこみでしたが実際には出ず、VAIO SZ の WAVES プラグインなどで低音を強化してやっと使える感じでしたね……。

しかし、これにこりずにこの製品がアピールする低音出力に期待しています。25日発送予定。

aiwa ワールドバンドラジオ AR-MD20

aiwa ブランドは生きています。当初、AIWA というロゴで DAT デッキなどを販売していましたが、やがて小文字の aiwa になり、2 ~ 3 万円の格安ミニコンポで有名になりました。

ただ営業は不振でソニーの傘下へ。格安・高音質のヘッドホンやポータブル CD で一部に愛好されたものの、数年後、会社としては消滅しました。

しかしソニーのサブブランド・新ロゴタイプ AIWA として継続。当時ソニーが出せなかった MP3 プレーヤーを出していましたが、ソニーの MP3 対応で存在意義がなくなっていました。

その後、ソニーのラジオを製造していた十和田オーディオに引き取られ、アイワ&アイワジャパンとして存続しています。ということで aiwa のラジオを買ってみました。昔ながらの質実剛健なデザイン。かっこいい! 小ささを感じさせないスピーカーの音質に一目ぼれです。ただ操作性はかなり癖があります……。

SONY ドデカホーン CFD-DW95MKII すぎやまこういちの功績

一番最初に買ってもらったCDプレーヤーです。標準価格76,800円、購入価格は61,440円。1988年製。何のために買ってもらったか。

それは、同じ1988年発売の、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のすぎやまこういち指揮・NHK交響楽団のCDを聴くためでした。

『ハイスコアガール』世代が、音楽を聴くようになったきっかけ、ピアノを演奏するようになったきっかけ、コンサートホールに足を運ぶようになったきっかけを与えてくれたのが、すぎやまこういちの音楽でした。音楽を広めたこと、それが彼の功績でした。

人間的には色々言う人もいますが、人は、誰かを愛しながら同時にその誰かを傷つけることができる、とだけ書いておきます。

著名人の訃報で、ショックを受けたのは初めて。晩年、アンコールで彼が若い指揮者からタクトを引き継ぎ、一振りで音楽が変わり、ホールのムードが一変したことをよく覚えています。

私のウォークマン遍歴

  • MZ-E55
  • MZ-E80
  • MZ-E909
  • MZ-E10
  • NW-MS9
  • NW-S610F
  • NW-A840
  • NW-A10
  • NW-A50

私が初めて見て、欲しくなったウォークマンは、MZ-E50だったのですが、買ったのはその次あたりに出たE55。

E80は、ウォークマン20周年記念モデルにまざって出たMDウォークマン。E909は本体のみ49g、E10は充電池込みで55gという世界最薄・最軽量モデル(こういう言い方も死語になりました)。

フラッシュメモリ時代初期のMS9はお試し程度で、本格利用はS610Fから。A840以降は5年おきに買換え。充電池がダメになっても、ドックスピーカーのプレーヤーとして活躍してくれます。

A10もまだ使えるのですが、いよいよATRACネイティブ再生の最終モデルA50シリーズが収束に向かい始めたので買換え。今後は、ウォークマンの5年ごとのアニバーサリーイヤーごとの買換えが続きそうです。

私のオーディオ遍歴

以上です。遍歴というものがないですね。というかこれ、今年で発売20周年じゃないですか。さすがにCD蓋を開いたときに青く光る機能は故障してしまいましたが、それ以外の機能は従前に動いています。

当時としては非常に攻めた作りで、高級スピーカーケーブル、オブリコーンスピーカー、PWMデジタルアンプ、NetMD(PCと接続して曲名等の編集ができる)、USBオーディオで7万円(私は質屋で未開封品を4万円で買いました)。2021年の現在でもまったく使用に不足はありません。音質も一般人向けとしては最高クラスでしょう。

兄弟機のSS-D5MDも、DDスピーカー+サブウーハー搭載という先鋭的なスペックを誇っていました。

まずはこのクラスで試して、壊れたらステップアップしようと思って20年。まったく壊れる気配がありません。判断基準も育てようがない。困ったものです。

私のヘッドホン遍歴

  • 1999年 MDR-EX70SL
  • 2003年 MDR-EX71SL
  • 2003年 MDR-EX51SP
  • 2004年 MDR-EXQ1
  • 2006年 MDR-EX90SL
  • 2008年 MDR-EX500SL
  • 2011年 XBA-2SL
  • 2012年 XBA-20(現在使用中)

EX70SLは、ウォークマン20周年記念モデルとして登場し、現在のカナル型ヘッドホン普及の嚆矢となった記念碑的製品です。

EX71SL、EX51SPは、しばしば断線したのでよく買い換えました。EXQ1はいわゆる庶民の買える唯一のQUALIAシリーズでした。

EX90SLは名機の誉高いが音漏れが大きく、EX500SLは音漏れは減りましたが好みが割れる音質でした。

XBA-2SLは最後期のネックチェーン・ショートコードで、最近断線するまで使ってました。XBA-20はハイレゾ路線前の最後期のモデル。9年も買い替えていないとは。これも私の判断基準です。