立教大学の卒業20周周年の集いに行ってみた

20周年、30周年、40周年~ の同時開催でした。

20周年は、人、少なかったですね。30周年以上は盛況だったようです。

20周年は50人くらい。他は200人くらい。

1学年2,000人くらいはいるので、50人集まったところで知り合いに出会う確率は低いとは思っていましたが、本当に1人も知っている人がいませんでした。

40代は、みんな忙しいので、なかなかこういうところには来ないのでしょうか。

でも、驚いたことに、30周年のほうで前々職が同じだった方が来ていました。

久しぶりに名刺交換をして。

こういう場では、「今のお仕事は?」と振られたら、ぱっと名刺を出せるようにしたいと思いました。そういう質問が出るような話の持って行き方としては、

この大学からは、広告業界に就職する人が多い。でも自分はそこをやめちゃって……というような感じで。

こういう場はあまり得意ではないのですが、場数を踏んでみたいと思います。

守りを固めるから、攻めの判断ができる

前職は広告業界でした。

広告業界というところは、攻めのサポートをするところです。

私がいたのは、その斥候のさらに兵站部隊のような、縁の下の仕事でしたが(大事な仕事です)。

とはいえ、攻めというのは、社長しだい、経営者しだいの個人技の世界であるとも感じていました。

この人だからすごい、売上が立つ、後継者も育つ、会社が大きくなる、というものです。

その一方で、攻めようのない状況になったら、攻めをサポートしようがないこともあります。

しかし、守りに関してはいつでもサポートできますし、知は力なりです。

知っていれば経費を、税金を抑えられます。

そういった支出の予測、リスクを把握しているからこそ、攻めで正しい判断が下せます。

来月の経費がこのくらいだとすると、黒字にするにはどれだけの売上が必要なのか。利益率は何%にすればいいのか。

利益は売上-経費ですから、売上が振るわないときでも、経費側を抑えれば、黒字にすることができます(難しいときはもちろんありますが)。

税理士を、そんな黒字化のパートナーとして役立てていただければ幸いです。

私も今月の経費をだいぶインポートして、「そうかー、あとこれだけ売上がないと、今月赤字か……」と計算しているところです(いちおう、単月で黒字を予測していますよ!)。


今日の業務

  • freeeの導入、Excelインポート、ネットバンクの口座連携
  • レシートの保存(13ポケットファイル。ダイソーで220円)
  • 電子取引の保存
  • WordPress に SiteGuard をインストールして、度重なる「サイトロックアウト通知」を止めた

利益が出たら、銀行でお金を借りよう

法人税や所得税の脱税のニュースが絶えません。

脱税した会社は、多額の利益が出ていたんだろうなと思います。

そうすると確かに税金も多い。納税はちょっと先とはいえ、手元に置きたくなってしまったのでしょう。

しかし、脱税という選択は、事業者=勝負師としてはどうなんでしょうね。

勝負師なら、負ける可能性が高い相手との対戦を避けるはず

利益の数割ほどのお金を確保するために、採る手段が「脱税」。脱税は、国と対戦することだと思います。

対戦相手に、いきなり「国家」を指名しますか? ちょっと、相手が大きすぎやしませんか?

勝負師の世界を描いた漫画『BET』では、“ザ・マシーン”と呼ばれる男がこう語っています。

私がなぜ何十年もの間 この世界で生き残っているか わかるか?

答えは簡単だ 負けるかもしれない相手との対戦を避けてきたからだ

『BET』3巻(押川雲太朗・著)

それほどの利益を出す、勝負師としての才があるなら、脱税は分の悪い戦略です。

もうかった決算書を持って、銀行に行ってはどうか

要は、もうかったんですよね。正直な決算書を作成すると黒字であると。

でしたら、その決算書を持って、銀行など金融機関に行かれて、借入を申し込んでみてはいかがですか?

(実際には、日本公庫のサイトなどで、ネットで手続きしますが)

ご商売によっては、経費が先行して入金があとになる。あるいは、浮き沈みがあって、今期がよくても来期がどうなるか分からない。

その、不安な期間をしのぐために、運転資金が必要。でしたら、その運転資金として借入をするのが、脱税するより良いと思います。

納税を差し引いても、「脱税で得た金」よりも、ずっと多くの資金が手元に入ってくるはずです。

それに変な話、将来増税になるとお考えでしたら、税金は、いまがいちばん安いということになります。

黒字が出たら、黒字の有効利用を考えましょう。

電話の怖さ、税理士に電話をしないほうがよい理由

とある書店では、ネットで在庫を検索して、その在庫が店舗にあると分かったら、電話をすると、そのお店に取り置いてくれるのですが。

電話の際に、フルネームと電話番号とを言わされるんですよね。

自宅から電話するのであればいいのですが、外で電話するときは、近くにいる人に、氏名+電話番号 を知られてしまうリスクがあります。

電話する場所を気をつけてはいますが、プライバシー保護の観点からは、ちょっと気になるものです。

税理士の携帯電話にかけていいものか?

税理士に質問をするときに、その携帯電話(スマホ)に電話をする人がいます。

しかし、その税理士はいま、どこにいるのでしょうか?

外出していたり、他のお客様のところに出かけている税理士も多いです。

もちろん、税理士も守秘義務がありますから、訪問先で電話が来たら、場所を変えて返答しますし、場所を変えられないときは、あとで折り返すと返答すると思います。

それでも、固有名詞を出した会話ははばかられるものです。

そんな状況下の電話で、ちゃんとした回答が得られるでしょうか?

電話で回答できるような質問なら、メールでも回答できます

お客様側としては、ちょっとしたことで、すぐ知りたいから電話するのかもしれません。

しかし、ちょっとしたことなら、メールでの回答も早くできます。

メールなら記録も残りますし、あとあと役立てることもできます。

もちろん、電話を黙って録音することもできるでしょうが、検索することも面倒ですよね。

顧問税理士への質問は、電話よりもメールをおすすめします。

士業交流会に参加してみた

大学のOBだけで構成される、士業交流会に参加してみました。

士業というのは

  • 弁護士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 司法書士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • 行政書士
  • 不動産鑑定士
  • 土地家屋調査士

といった方々のことです。

不動産鑑定士、中小企業診断士の方とは初めてお会いしました。

面白いもので、士業ごとに、みなさん顔つきが似ているというか。

士業によって「いきなり独立」「基本、集団行動」「完全裏方」などさまざまでした。

「資格という鎧を身にまとわなければ社会に出られない小心者の集団」といわれますが、たしかに、自分も含めて「静かな人」たち、という感じでしたね……。

自分の世界ではインボイスインボイスと騒いでいても、外の世界ではまだ誰も理解していない。他士業におまかせ。

でもそれで世の中がうまく回っていくのですから、大したものです。

たまには、息詰まる水面から顔を出して、外の世界の空気を吸いに、出かけましょう。

お店の人に、目前のお客様の相手をさせない電話の罪深さ

今日は『新九郎、奔る!』(ゆうきまさみ)14巻の発売日。今回も、かなり面白かったです。★5。だんだん不穏になっていく時代。主君による太田道灌への最後の挨拶が悲しい。道灌の死が、関東に空隙を生じさせ、伊勢新九郎盛時の関東進出につながっていくのだと思うと、胸が熱くなります。

最新刊を持って書店のレジに並んだのですが、ブース内の店員さんは2人で、1人がお客様対応中で、1人が電話対応中でした。1人が仲間を呼ぶベルを鳴らしても、誰も来ない状況。

そのため、けっこう待たされたのですが、電話というのはやばいな、と改めて思いました。

目の前に売上が待ってるのに、それに取り掛からせてくれないのが電話

最近は人手不足なのか、お客さんの相手をする店員さんが少なくなったように思います。

その負担を、けっきょくお客様に押し付けている。待たせるというかたちで。

レジを打つ速度も下がって、待ちきれないお客さんが帰ってしまう。もったいないですね。

電話とか、とかく昔からあるものは、人手がいっぱいあったころだからできたものだと思っています。

人が少なくなったのに、人が多かった時代のやりかたを続けるのはよくないです。ここは、電話以外の方法で問い合わせを受け、時差で返信するべきでしょう。

あこがれの企業の真似をするのも手

10数年前のことですが、大手電機メーカーの方の名刺を拝見したとき、もう、FAX番号が載ってなかったんですよね。

00年代前半だと、FAXはまだけっこう使われていました。なのに、メールがあるから、FAXを同社は早々に廃止していたんですね。

このメーカーは、あこがれの企業だったので、「さすがあ~」と思っていました。

先日、大学の同窓会の案内が来ましたが、「出席・欠席は原則Googleフォームで、やむをえない場合のみ、裏面をFAXして」と案内されていました。

人がリアルタイムで応答しない仕組みを、先進的な企業は使っています。中小企業もどんどん取り入れていきましょう。取り入れやすい時代になっています。


今日の週刊誌

『週刊新潮』10月29日号の人気記事、よかったです。精密な取材、的確なコメント、何でいまこの取材ができたのかの背景、ターゲットを一発で仕留めたのも非常に納得感のある記事でした。