『1Q84』Book3の面白いポイント

村上春樹『1Q84』の面白い点は、あたまからしっぽまで異常な話なのに、ラストだけふつうの話であること、です。 人が亡くなるということの厳粛さを、多いに感じられます。 一方、カルト教団側の人死にのあまりの雑さに、唖然としま … “『1Q84』Book3の面白いポイント”の続きを読む

村上春樹のビジネスエッセイ 銀行の話

村上春樹はもともと飲食店経営者(調理師免許あり)だったのは有名な話ですが、その当時のエピソードでずっと印象に残っているエッセイが、「一事は万事なのだ」(『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』)。 老舗の村上春樹研究サイト … “村上春樹のビジネスエッセイ 銀行の話”の続きを読む

『BRUTUS特別編集 合本 村上春樹』の感想

雑誌『BRUTUS』が過去の記事をまとめた「合本」を出しているのは、コンビニや書店でよく見るので知ってはいましたが、自分の興味のある分野でそれを出されると、ちょっともやっとしますね。「それ、もう持ってるんだけどな……」と … “『BRUTUS特別編集 合本 村上春樹』の感想”の続きを読む

カルトに対するワクチンでありウイルスである『1Q84』

村上春樹『1Q84』は、オウム真理教事件の被害者たちと信者たちへのインタビューを行った著者が書いた、ひたすらに面白い小説です。 自分の書いた物語より、カルトの語る物語の方が面白かったから、様々な事件が起きたのではないか? … “カルトに対するワクチンでありウイルスである『1Q84』”の続きを読む

今こそ読むべき村上春樹『1Q84』(2009)

だから君は僕のシステムを―― システムなんてどうでもいいわよ! 『ノルウェイの森』 今にして思うとあまりに予言的な書『1Q84』を読み返すべきときが来たなあと思います。NHK集金人の息子とカルト信者の2世が主人公の本作品 … “今こそ読むべき村上春樹『1Q84』(2009)”の続きを読む

村上春樹ライブラリーを訪問しました

ライブラリーなので、図書館機能があります。ファンでもなかなか読んだ人は少ないだろう村上龍との対談本『ウォーク・ドント・ラン』がありました。しかし、予約した見学時間90分で読み切って、他も見ようと思うと、龍の発言は全部飛ば … “村上春樹ライブラリーを訪問しました”の続きを読む

『最後の大君』と Harukimurakami Archival Labyrinth

『ラスト・タイクーン』の村上訳。tycoonの語源は日本語の「大君」ですね。 作品は、10章中6章で途絶えた未完かつ未ブラッシュアップ状態の遺作でありながら、文章は精緻で美しく、村上訳スコット・フィッツジェラルド作品では … “『最後の大君』と Harukimurakami Archival Labyrinth”の続きを読む

『本当の翻訳の話をしよう 増補版』

村上春樹、柴田元幸著 新潮文庫 2021.07 村上RADIOを聴き始めてだいぶ経ったからでしょうね、こういう対談本を読むと、村上さんのパートがラジオの声で再生されてしまいます。 昔は、もっと自由に自分の好きな声で再生し … “『本当の翻訳の話をしよう 増補版』”の続きを読む